デスクワークをしていると、知らないうちに骨盤が後ろに傾いていたり、背中が丸くなったりしていませんか?

 

日頃の生活習慣や環境の影響で肩甲骨が動かなくなっていると、肩こりや首痛、胸周りが硬くなりやすいです。

 

ピラティスは正しい姿勢を身につけることに役立つので、肩甲骨を動かすことで、コリの改善が期待できます。

コリが改善されると、血流もよくなり、しなやかな筋肉を得ることができます。

 

その他にも頭痛の緩和にも効果のあり、今回はそのさまざまな効果のあるピラティスをより詳しく説明していきます。

ピラティスで肩甲骨を動かす5つのメリット

ピラティスは自律神経を正してくれる

ピラティスで肩甲骨を動かすことで、肩こり改善やきれいな姿勢、頭痛やストレスの解消につながります。

 

そして、上半身をほぐしていくことで、しなやかな筋肉が身につきやすいので見た目の美しさにも良い影響が期待できます。

肩こりの改善

肩こりの多くは肩周りの筋肉の疲労・肩周りの老廃物の蓄積・それに伴う血行不良・神経のキズなどが原因で引き起こされます。

 

肩こりは重力に引っ張られている頭を支えよとしているのが問題になります。

その問題を改善するためには、引き伸ばされた筋肉を使って血行不良を解消してあげるべきです。

 

この場合の筋肉疲労は血行不良による要素も大きいので、まずは肩甲骨を動かして、しっかり使って血流を送ってあげるようにしましょう。

姿勢の改善

筋肉が硬くなって肩甲骨が動きにくくなっているため、ピラティスを行って身体を正しい使い方へ導いていく必要があります。

 

そうすれば、自ずと肩甲骨が動き、筋肉も柔らかくなっていくでしょう。

 

すると、自然な正しい身体へと変わっていくので姿勢も改善され、しなやかな筋肉もつくことでボディラインなど見た目の変化も出てくるはずです。

頭痛を和らげる

肩甲骨を動かすことで頭痛を和らげる効果もあります。

ピラティスで猫背のような、上半身の前屈み状態が改善されると、背筋や首筋の筋肉の異常な緊張がほぐれてきます。

 

そうすると、頭がスッキリし、普段悩まされていた頭痛を緩和させることができます。

ストレスを解消する

ピラティスで肩甲骨を動かすことでストレスの解消にもなります。

なぜなら、肩甲骨の柔軟性がたかまり、疲労を溜め込みにくい身体になるからです。

 

また、身体の調子を整える神経も活発に働くようになるため、よりストレスが解消されます。

普段ストレスを感じている方は、ぜひピラティスを行うことをおすすめします。

上半身全体をほぐす

長時間のデスクワークや日常のトレーニングで上半身に疲労が蓄積されていませんか?

多くの方は日常生活で上半身に疲労が溜まっていると思いますが、ピラティスで肩甲骨を動かせば、上半身をリラックスさせることができます。

 

ピラティスはエクササイズ自体だけでなく、呼吸にも重きを置いています。

 

その呼吸を意識することで、全身に酸素が行き渡り細胞が活性化されます。

それによって筋繊維の修復が促進され、筋肉のケアにつながります。

 

また二酸化炭素や老廃物の排出も促し疲労回復力を高める効果もあります。

なので、上半身をほぐしたい方はぜひピラティスを実践してみてはいかがですか。

パーソナルのピラティスであれば効率よく肩こりを治せる!

ピラティスを始めたくても、スタジオに通うのは大変だし、かと言って、ビデオレッスンやYou Tubeだと、一人でなかなか継続できない方が多いですよね。

 

また、オンラインレッスンだと休むことへの罪悪感がないから続けられないなど、様々なお悩みをお持ちの方も多いかと思います。

それを解消してくれるのが、パーソナルのピラティスです。

 

パーソナルピラティスは、マンツーマンレッスンで、自分に合ったメニューをインストラクターが教えてくれます。

そして、習慣化もしやすいので、日々の心身の健康を作ることができます。

 

また、個別にきめ細かい指導をうけられるだけでなく、質問もし放題なので、効果や成長を実感することができます。

大勢で行うグループレッスンは、ちょっと苦手という方におすすめです。

肩こり解消ピラティスエクササイズ

ピラティスのエクササイズの中から、肩甲骨を動かすものをご紹介していきます。

肩こり解消ピラティス1

タオルを肩幅より少し広めに持ってバンザイのポーズでセット

①まずは、タオルを用意します。タオルを持つとき、手首は常にまっすぐな状態にします。

肩幅程度にタオルをにぎり、バンザイからスタートします。

 

息を吐きながら肘を曲げて頭の後ろに下ろす。下ろすときはタオルを引っ張りながら行う

②息を吐きながら、タオルを横に引っ張りながら、肘を曲げて、頭の後ろにタオルを引っ張ってきます。

息を吸いながらもどります。注意点として、肩甲骨を感じながらやってください。

 

後ろにタオルがきたときに、グッと胸がでないようにしてください。

しっかり、お腹の力でみぞおちを引っ込めて、引っ張ってくるようにしてください。

肩こり解消ピラティス2

タオルを肩幅より少し広めに持って自分の前にセット

①肩幅より少し広めにタオルを持ちます。片肘を曲げて、肩甲骨を背骨に近づけていくようにして体を回していきます。

 

 

息を吐きながら肩肘を曲げていき、肩甲骨を背骨に近づけていく

息を吐きながら、体だけを回すのではなく、肩甲骨をグーっと後ろに引っ張っていくように回します。

肩こり解消ピラティス3

正座をするかイスに座り背筋を伸ばした状態で、指先を天井へ向けて脇と肘が90度になるように腕を持ち上げてキープします。

 

この時、腕の位置は肩より少し前から始めることがおすすめです。

 

つぎに息を吸いながら指先を後ろへ倒しますが、肘の位置が変わらないように注意しましょう。

ポイントは手先だけにならず、腕ごと動かすようなイメージで行うことです。

 

そして手首の位置をそのままにし、背筋がまるくならないようにしながら肘も後ろへ下げると、肩甲骨を中央へ寄せるような形になります。

その後は逆の順番でもとへ戻していき、呼吸はゆったりとしながら6~8回行いましょう。

肩こり解消ピラティス4

四つん這いの状態になり、背中をまっすぐにして肘を伸ばしすぎないようにします。

そして息を吸いながら肩甲骨の間へ背骨を落としていくように肩甲骨を真ん中へ寄せましょう。

 

この時お腹を引き締めて行うことで腰痛を防ぎます。

つぎに今度は背骨が背中からせり上がってくるように動きますが、この時床を手のひらで押して肩甲骨を広げます。

 

この一連の動きを6~8回行って終了です。

まとめ

今回は、ピラティスで肩甲骨を動かすことのメリットや具体的なエクササイズをお伝えしてきました。

肩甲骨を動かすことで、肩こりや頭痛・ストレス解消もできて、嬉しいことばかりですね。

 

また、肩こりなどの原因は、悪い姿勢が元になっていることが多いです。

これを機に、ピラティスで姿勢を改善して、血流を良くして、心身ともに健康でいれるようにし、綺麗な姿勢を手に入れていきましょう。