リフォーマー・ピラティスという言葉を聞いたことがありますか?
通常のピラティスと何が違うのか気になりますよね。

 

そして普通のピラティスよりも効果が高いのであれば、積極的に行いたいものです。

 

今回はリフォーマー・ピラティスを知らない方のために、リフォーマー・ピラティスのメリットや注意点も合わせて詳しくご紹介していきます!

リフォーマー・ピラティスとは?

リフォーマー・ピラティスは、リフォーマーと呼ばれるマシンを利用して行うピラティスです。
つまりマシンピラティスの一種になります。
マシンピラティスには何百ものマシンがあると言われていますが、中でも代表的なのがリフォーマー・ピラティスです。

 

リフォーマーは元々ベッドを改造して作られたもので、強さの異なるバネ・ロープ・滑車・可動式のベッドから成り立っています。
通常のピラティスのようにマットは使いませんが、呼吸や流れ、コントロールなど、意識することは基本的に同じです。

リフォーマー・ピラティスの3つのメリット

リフォーマー・ピラティスでは、ピラティスの効果をより高く得られると言われています。
代表的なメリットを3つご紹介していきますね。

姿勢が良くなる

リフォーマー・ピラティスでは、体幹を効率的に鍛えられるだけでなく、その周りの筋肉も同時に使います。
それらの筋肉は姿勢を維持するために重要な役割があるため、続けていくと姿勢が良くなります。

鍛えたい部位を効率良く鍛えられる

リフォーマーは、鍛えたい部位を効率的に鍛えられます。
なぜならば、バネの効果によって部位にピンポイントで刺激を与えられるからです。
さらに、個人に合わせてピンポイントで調整できるため、効率的に鍛えられます。

 

また、大きな筋肉だけでなく、鍛えづらい小さな筋肉にも効果的です。
つまり全身をまんべんなく鍛えられるため、バランスの良い身体に仕上がっていきます。

個人に沿った強度を選べる

リフォーマーには、強度の違うバネが複数付いています。
バネの強度は個人に合わせて選択可能です。
バネの強度を変えれば、筋力に自信がない人も強めの負荷が欲しい人も、それぞれ自分にあった強度でエクササイズできます。

 

特に、筋力に自信がない人にはおすすめです。
なぜなら、マットの上で行うピラティスはある程度の筋力が求められますが、リフォーマーならそんなことはありません。

リフォーマー・ピラティスの注意点

リフォーマー・ピラティスにはメリットが多いですが、注意点もあります。
主な注意点を2つ挙げてみました。

自宅で気軽に行えない

マット・ピラティスであれば、マット一つで家でもできます。
しかし、リフォーマー・ピラティスを自宅で行うには、マシンの購入費用やマシンを置くためのスペース確保などが必要です。
そのため自宅で行うにはハードルが高いですね。

リフォーマー・ピラティスが用意されてないスタジオもある

リフォーマーを自宅に入れるのは難しいため、考えられるのはスタジオです。
ただしスタジオで行う場合も注意があります。

 

現在マット・ピラティスはジムのプログラムとして一般的です。
しかしリフォーマー・ピラティスは、マシンがあるスタジオに行く必要があります。
というのも、全スタジオにリフォーマーがあるわけではないからです。

 

もし近くにリフォーマーを置いているスタジオが無ければ、少し遠くまで足を運ぶ必要があります。
どうしてもリフォーマー・ピラティスを受けたい場合は、遠くてもマシンが置いてあるスタジオに行くことをおすすめします。

初心者の方にはリフォーマー・ピラティスがおすすめ!

リフォーマー・ピラティスは筋力に自信のない初心者にこそおすすめです。
マシンというと、中級者や上級者が使うイメージがありますよね。
しかしそれは勘違いです。

 

マシンを使うと、個人に合わせて負荷を自由に変更できます。
そのため、まだ必要な筋肉がないときこそ効率的です。
というのもマット・ピラティスだと、それなりに筋力を必要としますが、マシンはそんな必要がないからです。

 

しかしリフォーマー・ピラティスを個人で行うのは難しいです。
そんな時は、マシンのあるピラティススタジオで教わるのがおすすめです。
中でも初心者の方は、パーソナルピラティスが良いでしょう。

 

パーソナルピラティスは1対1になるため、自分の悪いところをしっかり把握してもらえます。
そのためグループで行うよりも効率的です。

 

間違ったやり方で続けていると、ちゃんとした効果も得られないです。
それでは、せっかくのリフォーマー・ピラティスも意味がないですよね。
ちゃんとしたリフォーマー・ピラティスを行うためにも、スタジオで個人のレッスンをうけましょう。

リフォーマーとマットのエクササイズを紹介!

ここからはリフォーマーで行うピラティスと、マットで行うピラティスをそれぞれご紹介していきます!

脚痩せに効くリフォーマー・ピラティス

脚痩せに効果的なリフォーマー・ピラティスです。
マットで行うよりも強度が高いため、より効果があります。

 

①リフォーマーの上にあおむけになって寝ころびます。

①リフォーマーの上にあおむけになって寝ころびます。
※腰はお腹の力を使って、マットにしっかりつけましょう。

 

 

②スプリングを膝の裏辺りに装着します。

②スプリングを膝の裏辺りに装着します。

 

 

③まずは息を吸いながら右脚だけ下ろしていきます。

③まずは息を吸いながら右脚だけ下ろしていきます。
※脚は90度にしたまま下ろしていくのがコツです。

 

 

④しっかりお腹を引っ込めて、息を吐きながら脚を戻します。
④しっかりお腹を引っ込めて、息を吐きながら脚を戻します。
※脚を下ろす時に背中が沿ってしまいますが、しっかりお腹の力で止めておきましょう。

⑤反対側も同じように行います。

ぽっこりお腹を改善できるマット・ピラティス

マットでできるピラティスです。
ぽっこりお腹を改善する効果があります。

 

 

①まずは仰向けに寝転がりましょう

①まずは仰向けに寝転がりましょう

 

 

②仰向けに寝転がったら、ボールを膝の間に挟みます。

②仰向けに寝転がったら、ボールを膝の間に挟みます。

 

 

③息を吐きながら、お尻を上げるイメージで脚を胸の方に近づけます。

③息を吐きながら、お尻を上げるイメージで脚を胸の方に近づけます。
※お尻が上がり過ぎないよう注意しましょう。
※下腹部に力を入れておきます。

 

 

④息を吸いながら元の位置に脚を戻します。

④息を吸いながら元の位置に脚を戻します。

 

 

⑤強度が欲しい人は足首でボールを挟んで、膝を伸ばしましょう。

⑤強度が欲しい人は足首でボールを挟んで、膝を伸ばしましょう。

 

 

⑥基本的なやり方は同じです。

⑥基本的なやり方は同じです。

無理しない程度の回数で行いましょう。

二の腕を引き締めるマット・ピラティス


ダンベルの代わりに、ペットボトルを使って二の腕を引き締めるピラティスです。
もちろんダンベルでも同じようにエクササイズできます。

 

片膝を台(椅子)の上に置いて、四つ這いのような状態になります。

①台やイスのうえに片膝をついて、片側だけ四つん這いのような形になります。

 

 

片方の手でペットボトルを握ります。

②ペットボトルを持って、ヒジが自分の肩より上に来るようにしましょう。

 

 

肘を起点にペットボトルを持ち上げていきます。

③ヒジを起点にしてペットボトルを後ろへ上げていきます。
※二の腕の筋肉(三頭筋)を意識しながら行いましょう。
意識するのとしないのとでは、効果が変わってきます!

 

 

片方の手でペットボトルを握ります。

④ヒジを起点に元の位置に戻していきます。

20回~30回を目安に行いましょう。
初心者の方は、無理のない範囲で挑戦してみましょう!

まとめ

今回はリフォーマー・ピラティスについてご紹介しました。
リフォーマー・ピラティスは自宅で行うのが難しいです。
しかしマシンが置いてあるスタジオに通えば、これほど効率的なピラティスエクササイズはありません。

 

特に初心者の方にこそおすすめしたいピラティスです。
もちろん上級者の方にも効果的なので、マット・ピラティスじゃ物足りない!と感じていたら、ぜひリフォーマ・ピラティスに挑戦してみてくださいね。