年齢に関わらず、辛い便秘にお困りの方も多いのではないでしょうか。

そもそも便秘とは3日以上排便がない状態、または排便があっても残便感がある状態を指します。

「ただの便秘」「よくあること」と甘くみられがちの便秘ですが、長い間続いてしまうと大きな病気を招いてしまう場合もあります。

 

さらに、便秘は万病のもととも言われていて、体にさまざまな悪影響を及ぼします。

重症化しないためにも早期の段階でしっかり解消したいですよね。

便秘を解消するためにはピラティスが最適です。

 

そこで、今回は便秘になる理由や便秘を解消するピラティスエクササイズをご紹介します。

便秘でお悩みの方、スッキリ解消したい方はぜひご覧ください!

 

便秘になる3つの理由

便秘で悩んでいる方は多いですよね。

「なぜ便秘になっているのか理由がわからない」という方は多いのではないでしょうか。

便秘を解消するには、まず原因や発生するしくみを知っておくことが必要です。

便秘になる要因は様々であると言われていますが、今回は便秘になる主な理由を3つご紹介したいと思います。

腹筋の衰え

便秘になる理由として腹筋の衰えが挙げられます。

特に便秘と関係が深いのは下腹部にある筋肉であると言われています。

 

下腹部の筋肉を使うことで腹圧によって大腸が刺激され、便を先に送り出す運動が活発になるのです。

腹筋が衰えてしまうと便をスムーズに送り出すための力が弱まり大腸の運動が不十分になります。

このように便秘と腹筋は深く関係しており、腹筋の衰えは便秘に繋がります。

ホルモンバランスの乱れ

女性の中には月経前に便秘になるという方も多いのではないでしょうか。

便秘は女性ホルモンのバランスの乱れが大きく関わっています。

 

女性ホルモンとして主に挙げられるのが、2種類あります。

その内1つは、便秘と深く関わっており、排卵後や妊娠中に増加します。

そのホルモンの分泌量が増えると体に水を溜め込みやすくなり、同時に腸の動きも抑制されます。

このような理由から腸の水分が不足し、便秘になりやすくなるのです。

食生活の乱れ

便秘になる理由として食生活の乱れが挙げられます。

最近では、食生活の多様化が進み、野菜を摂取する機会が少なくなってきています。

食生活の乱れに自覚のある方は、野菜類・芋類・海藻など繊維質の多い食品を摂ることを意識しましょう。

食物繊維を効率的に摂ることで便を柔らかくし出しやすくするといった効果が期待できます。

 

また、極端なダイエットは快便の妨げになります。

必要な栄養分を十分に摂取できず、便秘になりやすくなるのです。

食事を極端に減らしたり抜いたりするのは絶対に避けましょう。

 

ピラティスは便秘改善に効果的

ここ最近、人気のピラティスエクササイズは便秘を解消する効果が期待できます。

そこで、なぜピラティスが便秘改善に効果的であるのか説明していきます。

インナーマッスルを鍛えられるから

ピラティスはインナーマッスルを鍛えることができます。

先程、説明しましたが、便をスムーズに送り出すためには腹筋を鍛えることが必要です。

ピラティスでは腹筋のインナーマッスルを鍛えることができ、便を押し出す力もアップします。

今回の記事では下腹部を鍛えるピラティスエクササイズもご紹介しているので、参考にぜひ試してみてください。

体の調子を整えるため

ピラティスは体調子を整える効果があります。

もともとピラティスはリハビリを目的として発案されたものなので体への負担は最小限に、体を整えながら鍛えることができるのです。

体の調子を整えることは結果的に腸内環境を整えることにも繋がります。

このようにピラティスで体を整えることで、腸内に嬉しい効果が期待できます。

便秘改善ならパーソナルのピラティスがおすすめ

パーソナルであれば便秘の状態を考えた上でその方にあったエクササイズが提供できます。

正しいフォームやトレーニング方法で行うことで、効果が得られやすくなります。

「運動が苦手で1人だと不安」「自分に合ったトレーニング方法を実践したい」といった方はパーソナルのピラティスをぜひお試しください。

パーソナルトレーニングであればより効果を実感できるでしょう。

便秘改善に効くピラティスエクササイズ

「どんなエクササイズをしたらいいの?」「初心者でもできるピラティスを知りたい」という方も多いのではないでしょうか。

ここでは便秘改善に効くピラティスエクササイズをご紹介します。

 

いずれも初心者向けの腹筋を使ったピラティスエクササイズとなっています。

しっかりと腹筋を鍛えて便秘改善に繋げましょう!

体を痛めてしまったら逆効果ですので、無理のない範囲で行ってください。

 

インナーマッスルを鍛えるピラティス

 

①仰向けになり、膝のあたりでボールを挟みます。

①仰向けになり、膝のあたりでボールを挟みます。

 

 

②脚を少し浮かせたところからスタートします。

②脚を少し浮かせたところからスタートします。

 

 

③息を吐きながらボールを自分の方に近づけます。

③息を吐きながらボールを自分の方に近づけます。

撮影では邪魔になるため手を挙げた状態で行っていますが、手のひらを床について行うのがベストです。

 

 

④お尻にしっかり力を入れ持ち上げましょう。このとき下腹部にしっかりと力を入れることがポイントです。

④お尻にしっかり力を入れ持ち上げましょう。

このとき下腹部にしっかりと力を入れることがポイントです。

 

⑤余裕がある方やもう少し強度が欲しい方は下の図のようにボールを足首ではさみ、②〜④の一連の動きを同じように繰り返しましょう。

 

便秘に効く下腹ピラティス1

このエクササイズは下腹部の筋肉を刺激し腸のぜんどう運動を促します。初心者でも行いやすいエクササイズですので、是非試してみてください!

 

①背筋をまっすぐにして座ります。このとき両手は頭の後ろに置きます。

※両手を頭の後ろに置くのが辛いという方は、膝の上に置いても大丈夫です。

 

②息をゆっくり吸いましょう。

 

③息を吐きながら、腰を丸くしてゆっくりと後ろへ倒れます。

無理にたくさん倒れる必要はありません。少し倒れるだけでも効果があります。

 

①〜③の動きをゆっくりと交互に5セット行いましょう。

 

便秘に効く下腹ピラティス2

このエクササイズは少し強度が高いですが腸がしっかりと刺激されるため便秘への効果も高いです。

ハードなエクササイズですので体を痛めないよう、無理の無い範囲で行ってください!

 

①膝の角度を90度にして、両足を持ち上げます。

このとき両手は頭の後ろに置きましょう。

 

②息を吐きながら上半身を持ち上げます。

首に負担がかかるので、無理をせずに疲れたら上半身は床に下ろしてください。

 

③息を吸います。

 

④息を吐きながら上半身を左にねじり、右足を伸ばします。

この時、右肘と左膝が近づくようにするように意識しましょう。

 

⑤息を吸いながら元の位置に戻します。

 

⑥息を吐きながら上半身を右にねじり、左足を伸ばします。

この時は左肘と右膝が近づくように意識しましょう。

 

④〜⑥の動きを左右交互に5回ずつ行いましょう。

2〜3セットが目安です。