おしりのたるみが悩みという人も多いのではないでしょうか?
モデルのような引き締まったおしりは女性にとって憧れですよね。
しかし、きつい筋トレは中々続かないという人も多く、間違ったやり方をするとあまり効果が表れないこともあります。
そこで、もっと簡単におしりを引き締めたいと思っている人におすすめなのが、ピラティスによるエクササイズです。
ピラティスは元々リハビリ療法として使われており、誰でも実践しやすいメリットを持ちながら、ヨガよりも筋肉を使うためしっかり効果を期待できます。
つまり、筋トレ要素も持ち合わせながら、ヨガのリラックス効果と柔軟性upの良いとこ取りをしたものとなっています。
今回はおしりを引き締める効果的な方法を知りたい人や、十分なトレーニング時間を確保できない人のために、ヒップアップに効くおすすめのピラティスのやり方についてご紹介していきます!
また予防にもなるため、おしりが垂れてしまう原因についても把握しておきましょう。
おしりが垂れる原因
美しいヒップラインを手に入れるためには、まずおしりが垂れてしまう原因を知ることが大切です。
原因を知れば予防・対処することもできるようになります。
お尻が垂れてしまう原因を3つほど解説していくのでしっかり理解しておきましょう。
運動不足
運動不足はおしりが垂れてしまう原因の一つです。
運動不足により筋肉量が低下すると、おしりを支えられなくなり、そのまま垂れてしまいます。
最近では運動不足の解消方法として、簡単に始められるジョギングやウォーキングなどが人気ですが、外に出る必要があり、天候にも左右されるため面倒くさくなってやめてしまう方も多いです。
その結果、運動不足が解消されず、筋肉量の低下と共におしりが垂れてしまいます。
1日中座りっぱなし
1日中座っている状態もお尻が垂れてしまう原因です。
特にデスクワークの人は要注意!座っている状態は、言わばおしりの筋肉が休んでいる状態です。
座っている状態が長ければ長いほど、ハムストリングや大殿筋といったおしりの筋肉が使われなくなります。
おしりの筋肉が使われなければ、もちろんおしりがどんどん垂れてしまうのは必然的でしょう。
また、座り方によっては骨盤の歪みを引き起こし、お尻が垂れてしまう原因になります。
少し難しいかもしれませんが、座っているときもお尻の筋肉や骨盤の位置を意識しながら座ると良いでしょう。
姿勢が悪い
姿勢の悪さもおしりが垂れてしまう原因になっているのをご存知でしたか?
例えば、足を組んで座る人は、骨盤が歪んで垂れ尻に繋がってしまいます。
また、姿勢が悪い代表格、猫背もおしりが垂れてしまう原因です。
猫背になって背中が丸まることにより、体の軸が歪んでしまってお尻が垂れてしまいます。
特にデスクワークの人は注意した方が良いでしょう。
猫背はさまざまな身体の不調をきたすため、おしりのたるみ解消のためだけでなくとも常に良い姿勢を保つのがベストです。
おしりを引き締めるにはピラティスが効果的!
ピラティスはおしりを引き締める要素がたくさん盛り込まれています。
その上、筋トレとは違いあまりきつくもないため、途中で挫折してしまうリスクも減るでしょう。
おしりを引き締めるのに一番効果が期待できるのは、何と言っても継続。
継続できることはそれだけでも大きなメリットです。
また、筋トレがアウターマッスルを鍛えるのに対し、ピラティスはインナーマッスルを鍛えていきます。
インナーマッスルは身体を支えるための筋肉であり、骨盤を支えているのもインナーマッスルです。
つまり、インナーマッスルを鍛えることは骨盤の歪みの改善に繋がり、同時におしりの引き締めにも効果が期待できます。
ピラティスの効果はそれだけではありません。
リラックス効果を感じながら適度な柔軟性も得られます。
柔軟性を得られると、おしりの場合凝り、セルライトの解消に繋がっていくため、結果的に綺麗なヒップラインを目指せます。
おしりを引き締めるピラティスの方法
ここからはおしりを引き締めるのに効果的なおすすめのピラティスをご紹介していきます。
誰でもできる簡単なものなので、ぜひ実践してみてくださいね。
おしりと裏太もものエクササイズ
おしりと裏太ももに効果的なエクササイズです。
仰向けになって行うので、寝る前などに軽く試してみるのもおすすめです。
やり方
①仰向けになって膝を立てる。かかとは膝の下辺りにセットする
②息を吸いながらおしり・裏太もも・お腹に力を入れて、肩から膝まで一直線になるように上げていく
③息を吐きながらゆっくりおしりを元の位置に戻していく
④②と③をくり返し、10回を目安に行っていく
さらに効果を上げたい場合
①お尻を上げた状態をキープ、吐き出しながら片足を空中に浮かしていく
②息を吸いながら脚を下ろす
③両足交互にくり返し、5回ずつほど行う
注意点
- 膝を曲げたら両ひざの間を握りこぶし1個分ほど開く
- おしりを上げるとき、上げ過ぎないように注意する
- おしりを上げきったとき、膝が前方を向くようなイメージを持つ
- 脚を空中に浮かせたとき、骨盤と恥骨が下がらないように意識する
- 脚を空中に浮かせたとき、軸足のもも裏とお尻の筋肉を意識しておく
ヒップキック
ヒップキックはおしりの中で最も大きい筋肉、大殿筋を鍛えるエクササイズです。
スイミングとも呼ばれており、太ももとお尻を引き締める効果があります。
やり方
①四つん這いになる。この時手首は肩の下、膝は股関節の真下にセットし、脚を肩幅に開いておく
②息を吸って、吐き出しながら左脚を空中に浮かせる
③息を吸いながら元の位置に戻していく
④②と③を10回ほどくり返し、右足も同様に行っていく
さらに効果を上げたい場合……
①息を吸って左足を少し浮かせて胸の方に引き寄せる
②息を吐きながら脚を後ろに水平になるよう伸ばしていく
③①と②を5回ほどくり返し、右足も同様に行っていく
注意点
- 四つん這いになったときに腰を反らない
- 頭を下げずに首を長く伸ばし、マットの先を見る
- 水平に伸ばすとき、膝が曲がらないようにする
- 水平に伸ばすとき、出来る限り骨盤は前に向けておく
クラムレッグストレッチ
クラムレッグストレッチは骨盤を正しい位置に保つ効果があります。
また大殿筋の次に大きい中殿筋を鍛えられるエクササイズです。
やり方
①右半身を下にして横向き寝転がり、右ひじを床に着いて頭を支える
②膝を直角ほどに曲げて揃えたら、つま先を上げる
③息を吐きながら左膝を上げ、両膝でひし形を作るイメージで開いていく
④息を吸いながら左脚を斜め上に真っすぐ伸ばす
⑤再度膝を曲げてつま先をくっつけ、元の姿勢に戻る
⑥②~⑤までを10回ほどくり返していき、終わったら反対側も同様に行う
注意点
- ひし形を作ったとき、骨盤の向きを保ってつま先が離れないようにする