コロナの影響で在宅勤務やデスクワークが増えたり、スマホを使いすぎたりして、姿勢が崩れているが人が増加しています。

寒い時期になると無意識のうちに猫背になってしまう方も多いのではないでしょうか。

 

姿勢が悪いということは見た目だけの問題ではなく、骨格や筋肉、血液やリンパの流れなど全身に影響を与えます。

正しい姿勢とは背骨がゆるやかなカーブを描き、内臓が綺麗に骨盤にのった状態です。

横から見たときに耳や肩、腰骨、膝がまっすぐに伸びたようになっています。

崩れた姿勢は肩こりや腰痛、倦怠感、神経のバランスを崩す原因になります。

 

逆に言うと美しい姿勢は、若々しく見えるだけでなく、痩せやすい体質に導いてくれるなど、健康や美容の全ての基本となります。

現在、姿勢が悪い方は、身体を整えるエクササイズで早めにケアしましょう。

ピラティスのエクササイズの動きは身体を整えることを目的としています。

骨格や筋肉の動きが意識できるようになると、身体の動きのコントロールも簡単です。

姿勢を正して美しいラインの背中を手に入れましょう。

美しい姿勢には背筋が重要!

美しい姿勢には背筋が重要!

後ろ姿というのは意外と人から見られているものです。

後ろ姿を綺麗に見せるために大切なのがスッキリと真っ直ぐに伸びた背中です。

無駄な贅肉が無い背中は露出しなくてもよくわかります。

逆に猫背になっている姿は美しいとはとても言えないでしょう。

 

それでは、猫背を治したいと思ったときにはどうすればいいのでしょうか。

猫背になる原因は、お腹と背中の筋肉が働いていないからです。

美しい姿勢を目指すなら、腹筋だけではなく、背筋のエクササイズが必要と言えます。

 

しかし、背中は自分で確認しづらい部分です。

背中の筋肉は一つの塊ではなく、背骨に沿って、いくつかのパーツに分けられます。

いくつもの筋肉がバランスを取っていることで背筋が構成されています。

背筋は自分では見えることが無いため鍛えにくいとも言われていますが、もうひとつ鍛えにくい理由があります。

 

それは、背筋を鍛えるためにはそれぞれの筋肉をバランスよく鍛えなければいけないことです。

使わない筋肉があると、その部分のバランスが崩れて全体に影響を与えます。

それが背筋を鍛えるのが難しい理由です。

そんな鍛えるのが難しい背筋を鍛えるためにピラティスは最適と言えます。

 

ピラティスは骨格や筋肉を正しい位置に戻すエクササイズです。

背筋の左右、腹筋とのバランスを確認、アンバランスを修正するためのエクササイズ。

難しいといわれている背筋の筋力アップにも非常におすすめです!

ピラティスで背筋を鍛えることの3つのメリット

美しい姿勢には背筋が重要であるということをお伝えしましたが、背筋を鍛えるために『ピラティス』という手段を選ぶことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

背筋を鍛える手段にピラティスを選択することには3つのメリットがあります。

順を説明していきます。

代謝をあげる

背筋を鍛えるということは、筋肉を鍛えて増量するということに繋がり、人間の基礎代謝の向上に直結します。

基礎代謝とは、言い換えれば運動など何もしていない状態で消費するエネルギーの事であり、これを向上させればさせるほど、より太りにくくなるとも言えるのです。

特に背筋というのは背中の多くの面積を占めており、広背筋がその良い例でしょう。

広背筋を十分に鍛えられれば、代謝をどんどん向上させることができます。

肩こりの改善

背筋が衰えていると自然と猫背になってしまいます。

この状態というのは単に姿勢が悪く見えてしまうだけではなく、肩甲骨周辺に無駄な負担をかけてしまっています。

周辺がしっかりと伸びてくれず、凝りが固まって結果的に肩が凝った状態になるのです。

 

そして、背筋を鍛える事で、姿勢の改善と今まで悩んでいた慢性的な肩凝りを根本的に解決する手段にもなります。

また、体が凝るという事はその部分の血流が悪くなってしまいますが、トレーニングで鍛えて凝りを解消すれば、血流を良好にする効果も期待できます。

腰痛予防

腰痛に悩まされている方にも、背筋を鍛えることはおすすめです。

腰痛の原因のひとつに、背筋不足が挙げられます。

 

背筋が十分でないことで、上半身を筋肉だけで支えきることができず、楽な姿勢を取ろうとして腰に負担がかかり、腰痛を引き起こすのです。

良い姿勢を維持できる筋力を身につけることは、そのような健康上の問題を避けられるというメリットもあります。

腰と背筋は一見無関係なようですが、背筋を鍛えることで腰にかかる負担が軽減され、腰痛が楽になることが多いです。

姿勢を治したい方にはパーソナルピラティスがおすすめ!

自分では鍛えづらいと言われている背筋を鍛えるためには、パーソナルピラティスがおすすめです。

ピラティスは決められた動作を正しく行えているかがポイントであり、間違った動作を自分で気づかずに行っていても効果はありません。

パーソナルピラティスは、その名の通りあなたの要望や悩みに合わせたメニューで実施するピラティスエクササイズです。

常に自分の動作を確認してもらっているので、間違っている動作を適時指摘してもらうことができますし、わからないことを気軽に質問することができます。

そのため、自宅でDVDや書籍を見ながら一人で行ったり、集団で行うよりは効果が期待できるとともに、上達も早いです。

 

また、自分の悩みの箇所に合わせた動作を教えてもらえてたり、自分のペースで受けられることも大きなメリットと言えます。

スタジオにもよりますが、ピラティスマシンを使用できることもパーソナルピラティスが選ばれる理由の一つです。

姿勢を鍛えるピラティスエクササイズ

実際に姿勢を良くするために背筋を鍛えるピラティスのエクササイズをご紹介します。

うつ伏せになり、段々と体を沿わせるポーズ

うつ伏せになり、段々と体を沿わせるポーズ

うつ伏せで寝転び、足を肩幅くらいに開いて、手のひらを顔の横で床につけます。

その姿勢から、手はついたままで息を吸いながら、体をそらしていきます。

顔、胸、お腹の順番で床から引き上げていきましょう。

体を起こす時には手の力を主力にせず、背筋を意識してください。

姿勢が崩れず背中を反らせる限界まできたら、ゆっくり息を吐きながら頭を下ろし、元の姿勢に戻ります。

首だけ、背中だけを曲げるのではなく、背骨から首までがひとつのラインで繋がっていることを感じながら、動かしてみてください。

四つん這いにから、手足を真っ直ぐ前に伸ばすポーズ

四つん這いにから、手足を真っ直ぐ前に伸ばすポーズ

まずは床に四つん這いになります。

手と太ももが平行になっていることを確認したら、ゆっくりと右手を前に、左足を後ろに伸ばします。

このとき、顔は真っ直ぐ前を向き、手と足が平行になっていることと、背筋で支えることを意識します。

30秒間維持したら後にゆっくりと手足を下げて、今度は左手と右足を同じように後ろに伸ばします。

この動きを左右交互に、5分程度続けてみてください。

まとめ

今回は、美しい姿勢には「背筋を鍛えること」が重要であること、ピラティスで背筋を鍛えることのメリット、そして姿勢を整えるピラティスエクササイズをお届けしました。

姿勢を改善することで健康的になるだけでなく、皆さんの印象自体も良くなるため、これを機にピラティスエクササイズで背筋を鍛えて、姿勢美人になってみてくださいね。