自律神経が乱れるなんていう話をよく聞きますよね。
しかし、乱れる原因って意外と知らない人が多いのではないでしょうか?
なぜ乱れるのかを知らないと、対処もできません。

 

そこで気になるのが、自律神経が乱れる具体的な理由ですよね。
今回は自律神経ってなに?乱れる原因を知りたい!という人のために、自律神経が乱れる原因をご紹介していきます!

自律神経が乱れる原因とは

自律神経とは体の調子を整える神経です。
乱れることで、体の色々な場所で調子が悪くなります。
まずは、自律神経(体の調子を整える神経)が乱れてしまう主な原因をご紹介していきますね。

精神的、身体的なストレス

精神的、身体的ストレス

ストレスは基本的に自律神経(体の調子を整える神経)が乱れる原因です。
ストレスと言っても精神的や身体的など種類がありますが、どちらの場合でも乱れてしまいます。

 

例えば、身体的なストレスの場合、過労・事故・怪我・音・光など、ストレスを受ける場面は多いです。
精神的なストレスでは、人間関係や仕事のプレッシャーなど少し緊張するときに受けています。
これらのストレスを過剰に受けると、体の調子を整える神経(自律神経)が乱れてしまいます。

生活リズムの乱れ

人間は決まったリズムで毎日生活しています。
そのため寝不足・昼夜逆転・不規則な食生活などを続けていると、リズムが崩れてしまい、自律神経(体の調子を整える神経)が乱れる原因になります。

 

特に仕事で夜勤がある場合は注意しましょう。
夜勤が原因で病気になってしまう人も多くいます。

疾患による乱れ

疾患、いわゆる病気によって自律神経(体の調子を整える神経)が乱れる場合もあります。
例えば、自律神経失調症や更年期障害です。
自律神経失調症とは、過剰なストレスによっておこる病気で、精神的にも身体的にもあらゆる不調が襲ってきます。

 

そして、自律神経失調症になると、さらに自律神経が乱れてしまうため悪循環です。
更年期障害は、女性ホルモンの分泌が急に減るために起こる病気です。
更年期障害も自律神経が乱れてしまい、突然のほてり・めまい・頭痛などを引き起こします。

ピラティスは自律神経を正してくれる

ピラティスは自律神経を正してくれる

ピラティスは自律神経(体の調子を整える神経)を正すのに効果が高いエクササイズです。
その理由を2つご紹介していきます!

姿勢を改善して身体の循環を良くする

神経と姿勢、実は関係があります。
というのも、背骨に守られているのが、脊髄と呼ばれる神経だからです。
背骨は脳と繋がっており、そこに沿って行く形で神経や血管が通っています。

 

この神経は体の中心になるもので、さまざまな信号のやり取りを行っている場所です。
そのため、背骨が曲がってしまうと栄養分や信号をうまく送れなくなり、徐々に障害を起こします。

 

ピラティスは姿勢を正す動きです。
つまりピラティスを行うと、身体の循環が良くなり自律神経(体の調子を整える神経)の乱れを防げます。

胸式呼吸で脳をストレスから開放する

ピラティスの呼吸法は自律神経(体の調子を整える神経)を正すのに効果があります。
というのも、ピラティスでは胸式呼吸を行うからです。

 

胸式呼吸は、交感神経と呼ばれる「興奮を全身に伝える神経」を活発にさせます。
そのため、ピラティスを行った後は頭がすっきりする人も多いです。
そして、ピラティスを行っている最中は呼吸や筋肉に集中するため、日常の悩みなどから脳が開放されます。

 

脳がすっきりすると、自律神経に悪い影響のストレスからも開放されるでしょう。
つまり自律神経の乱れを正してくれます。

ピラティスを行う際の3つの注意点

ピラティスを行うのであれば、注意したいこともあります。
3つの注意点をご紹介していきますね。

間違ったやり方で行わない

ピラティスは間違ったやり方を続けると、本来の効果を得られません。
特に見よう見まねで行う時は注意が必要です。
というのも、正しいやり方が定着しづらいため、少しずつ間違った方向に行ってしまいます。

 

間違った方法は、怪我の危険や効果の半減になってしまうでしょう。
せっかくピラティスを行っても、効果が出なければ意味がないです。
正しい効果を得るために、正しいやり方を学ぶのは大切です。

呼吸を止めない

ピラティスにおいて呼吸法は大切な役割を果たします。
ピラティスに慣れていないと、ポーズだけに気をとられてしまい、呼吸を忘れがちです。

 

最初のうちは、ポーズと呼吸両方に気を配らなければいけないため、難しいのも分かります。
しかし呼吸を止めてしまうと、折角の効果を台無しにしてしまうかもしれません。
また筋肉が固まってしまい、正しく動かせなくなるデメリットもあります。

 

もしも一人でやっていて難しいと感じる時は、パーソナルピラティスに通うのも一つの手です。
特に呼吸法は習った方が効率良く身に付けられます。

継続して行う

ピラティスを初めても、ほとんどやらないのでは効果が出ません。
例えば、効果が見えないからといって、すぐに辞めてしまうのはもったいないです。

 

ピラティスは一つ一つが数分ででき、疲労も少ない簡単なエクササイズになっています。
そのため筋トレなどキツイ運動と比べると、効果が少ないのは当然です。

 

またピラティスは、どちらかと言えば内面から整えていきます。
というのも、筋トレは外側を鍛えるため、すぐに効果が見えやすいです。
内側を鍛えるピラティスは、結果が見えにくいため効果がないと思う人も多いのかもしれません。

 

継続することで徐々に効果が表れるので、効果が見えないからと言ってすぐに辞めないようにしましょう。

自律神経を改善させるピラティスエクササイズ

ここでは、自律神経を改善させるピラティスエクササイズを紹介していきます。
初心者でも簡単にできるので、ぜひみなさんも試してみてくださいね。

下腹部に効くピラティス

バランスボールを使って、下腹部に効くエクササイズを行っていきましょう!

 

②脚を少し浮かせたところからスタートします。

①まずは仰向けになってボールを足に挟みます。

 

 

③息を吐きながらボールを自分の方に近づけます。

②ボールを挟んだ状態で、お尻を浮かせるようにしましょう。
※腰を上げ過ぎないように注意します。

 

 

④お尻にしっかり力を入れ持ち上げましょう。このとき下腹部にしっかりと力を入れることがポイントです。

③もっと負荷が欲しい人ボールを足首の辺りで挟んで、膝を伸ばして行いましょう。

④3回~5回を目安に行うと良いと思います。

腰痛改善ピラティス

タオルでできる腰痛改善ピラティスです。

 

膝立ちになり、足を腰幅に開きます。

①膝立ちになり、足は肩幅くらいに開きましょう。

②タオルを肩幅より少し広めに持って、頭の上に持ち上げます。

 

 

鼻から息を吸いながら、身体を横に倒していきます。

③息を吸いながら片側に身体を倒します。

 

 

口から息を吐いて、お尻を斜め後ろへ引き、お尻とかかとを近づけましょう。

④息を吐きながらお尻を突き出していき、お尻とかかとを近づけます
※顔と手は床の方に向けておきます。

 

 

吸いながら側屈に戻りましょう。

⑤息を吸いながら側屈に戻ります。

 

 

吐きながらはじめの姿勢に戻ります。

⑥息を吐きながら最初の位置に戻ります。

⑦反対側も同様に行っていきます。

左右3回ずつ行ってみましょう。

ヒップアップピラティス

ボールを使って行うヒップアップピラティスです。壁に手をついて行ってみましょう!

 

①膝にボールを挟み、片足立ちになります。

①膝にボールを挟み、片足立ちになります。

 

 

②息を吐きながら、膝を後ろに持っていきます。

②息を吐きながら、膝を後ろに持っていきます。

 

 

③息を吸いながら膝を前に持っていきます。

③息を吸いながら膝を前に持っていきます。

④反対側も行います。
左右15回ずつを目安に行いましょう。

まとめ

今回は自律神経(体の調子を整える神経)が乱れる原因と、ピラティスが効果的な理由をご紹介しました。
自律神経が乱れると、身体のさまざまなところが不調になります。
身体的にも精神的にもどんどん病んでいくのは嫌ですよね。

 

ピラティスなら簡単にできるため、運動をしてこなかった人にもおすすめです。
ちょっとした時間でできるため、忙しい女性でも継続しやすいので、ぜひ試してみてはいかがですか。