ピラティスには大きく分けてグループレッスンとパーソナルレッスンがありますが、この二つのメリット・デメリットがわからないという方が多いのではないでしょうか。

そんな方たちのために今回は、ピラティスのパーソナルレッスンを受けるメリットとトレーナーの選び方、自分で実践できるピラティスの種類をご紹介します。

ピラティスのパーソナルレッスンを受けるメリット

ここでは、ピラティスのパーソナルレッスンを受けるメリットを3つご紹介していきます。

気軽に質問ができる

ピラティスの基本は、決められた動作を正しく行えているかどうかです。

つまり、いくら量を積み重ねても間違った動作をしていては、一向に効果はありません。

 

個人レッスンの場合においては、常に自分の動作を確認してもらっているので、間違っている動作を適宜指摘してもらうことができ、わからないことを気軽に質問することもできます。

そのため、自宅でDVDや書籍を見ながら一人で行ったり、集団で行うよりは効果が実感しやすく、上達も速いです。

個人に合わせたピラティスの方法がわかる

ピラティスのエクササイズにおいては、それぞれ使用する筋肉や姿勢が異なります。

自分のどのような部分を改善したいのか、またどのような目的でピラティスを実施するのかにより、その方法は異なります。

ピラティスの理論はわかっても、自分に適したピラティス方法を理解し、実践することは非常に難しいです。

 

その点、個人レッスンにおいては、トレーナーの方が自分自身の問題点を細かく把握し、その改善方法についてわかりやすく説明してくれます。

そのため、より効率的に学び、身につけることができるでしょう。

スタジオによってはマシンを使用できる

ピラティスマシンを使用できるのは、大きなメリットといえます。

マットピラティスでは、筋力や柔軟性などの問題で正しい姿勢が保てなかったり、間違った動きをすることにより目的とは違う筋肉を使ってしまうことがあります。

しかし、マシンピラティスでは正しい姿勢や動きを行いやすくなり、本来使いたい筋肉を意識して使うことができるようになります。

 

反対に、バネの強度やバーの角度や高さなどを変えることにより、上級者にも対応することができます。

また、種目数がマット以上にたくさんおこなえるので、色々な動きができ、楽しさも感じやすいかもしれないですね。

パーソナルレッスンのピラティスを選ぶ3つのポイント

実際、パーソナルレッスンのピラティスを行っているスタジオは年々増えており、みなさんどこを選べば良いか悩みますよね。

そこで、今回はパーソナルレッスンのピラティスを選ぶ3つのポイントについてご紹介していきます。

レッスンの種類で選ぶ

ピラティスにはマットを使う「マットピラティス」と、マシンを使う「マシンピラティス」があります。それぞれの特徴について簡単に説明します。

それぞれの特徴を理解して、自分に適したものを選ぶようにしましょう。

自重で行うマットピラティス

マットピラティスとは、その名の通りマットの上で行うピラティスのエクササイズです。

日本ではマシンピラティスよりも普及しており、一般的な認知度も高いです。

ヨガスタジオやスポーツジムなどでグループレッスンを行なっているのを見かけたことがある人も多いでしょう。

 

マットピラティスは、自分のカラダの重さを使ってカラダを鍛える自重トレーニングのひとつで、バランスボールなどを使うこともあります。

マットピラティスでは流れるような動きのエクササイズを行い、体幹トレーニング効果をメインに、カラダをまんべんなく鍛えることができ、全体的なボディラインを改善してくれるエクササイズです。

マット1枚でどこでもできるので、自宅で動画を見ながらでもでき、継続しやすいこともポイントです。

機械を使ったマシンピラティス

マシンピラティスとは、その名の通り、マシンを使用しながら行うピラティスのことです。

マシンを使用することで、約600種類のエクササイズが可能と言われています。

マシンピラティスは、一見難しそうに見えますが、実はピラティス初心者には、マシンピラティスの方が良いとも言われています。

 

マットピラティスとマシンピラティスでは共通したエクササイズも多く、最初にマシンを使うことで、正しいフォームを身につけることができます。

また、マシンピラティスでは負荷も調整できるので、力の弱い人はサポートとして使ったり、アスリートは負荷を多くしてトレーニングとして使ったり、さまざまな用途があるのです。

そして、カラダを全体的に鍛えるマットピラティスと比べて、マシンピラティスでは気になる場所を部分的に鍛えることにも適しています。

インストラクターの経歴や資格で選ぶ

ピラティスインストラクターになるために、絶対に必要な国家資格などはありません。

資格がなくても法的にはピラティスインストラクターになっても問題はありません。

 

しかし、資格がない場合、就職先を見つけるのが困難になるため、現在は資格を保有しているピラティスインストラクターが9割程度と言えます。

そのため、インストラクターの資格を持っているのは前提として、以下のような基準で判断するのが良いでしょう。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

妊婦さんでも受け入れてくれるかで選ぶ

マタニティピラティスと呼ばれる妊娠中のピラティスは、体を鍛えることによって妊娠中の心身を充実させるだけでなく、妊娠期間から出産、さらに産後の回復のためにも良い効果が期待できます。

 

しかし、専門の技術を必要とするため、レベルの高いピラティスのスキルが必要です。

マタニティピラティスを受け入れてくれるかを判断に入れることで、より経験豊富なインストラクターと出会える可能性は高まりますね。

実践しやすいピラティスエクササイズ

二の腕を引き締めるピラティス

まずは、二の腕を引き締めるピラティスです。

実践しやすく、簡単なのでぜひ試してみてくださいね。

やり方

まずは、いっぱいになるまで水をいれた500mlのペットボトルを用意します。

 

二の腕ピラティス

①台でも椅子でもいいので膝と片手をつきます。

台についていない方の肘は首の位置まであげて準備完了です。

 

二の腕ピラティス

②台についていない方の腕を真っすぐ頭の位置まで上げます。

 

意識すべきは二の腕の裏側

動作としては、この腕の上げ下げの動作を繰り返すだけなので、とても簡単ですが、普段使っていない二の腕の筋肉を動かすので、結構きついと思います。

続けていると、動かすのが辛くなってきますが、どこの筋肉を使っているのかを意識することは欠かさないようにしましょう。その意識を持つことで効果をより高めることができます。

今回の場合、使っている筋肉は二の腕の裏側ですね。

 

腰痛改善できるピラティス

今度は腰痛改善のピラティスです。

こちらもとても簡単ですのでぜひ実践してみてください。

やり方

ますは細長いタオルを一枚用意します。そして、膝をついて足は肩幅に広げます。

①まずは細長いタオルを一枚用意します。

そして、膝をついて足は肩幅に広げます。

 

息を吸いながら、体を横に倒していきます。

②息を吸いながら、体を横に倒していきます。

 

息を吐きながら、体を前に倒し、お尻とかかとを近づける

③息を吐きながら、体を前に倒し、お尻とかかとを近づけます。
このとき顔と胸は床を向いているように意識しましょう。

 

吸いながら、体を持ち上げます。

④吸いながら、体を持ち上げます。

 

息を吐きながら、体を完全にもとに戻します。

⑤息を吐きながら、体を完全にもとに戻します。

 

左右これと同じ動きを3回ずつやってみます。

自宅でできる腰痛改善のためのピラティスですので、ぜひ実践してみてください。

ヒップアップ効果のあるピラティス

次はヒップアップ効果のあるピラティスです。

女性なら、誰でも美しいヒップラインに憧れますよね。

今回は前述の二つのピラティスと比べると少し難易度が上がりますが、頑張って挑戦してみてくださいね。

やり方

今回は小さめのボールを使用します。

ボールが家にない方はバスタオル等でも代用可能です。

片足にボールまたはバスタオルを挟んで、壁に手をついて準備完了です。

①片足にボールまたはバスタオルを挟んで、壁に手をついて準備完了です。

 

足を後ろに動かす

②腰を反らさないように足を後ろに持っていきます。

この動作を繰り返します。裏太ももとお尻の筋肉を使っていることを意識するようにしましょう。

まとめ

今回は、ピラティスのパーソナルレッスンを受けるメリットとトレーナーの選び方、自分で実践できるピラティスの種類をご紹介しました。

この記事を参考にご自身にあったピラティスを実践してみてくださいね。